「遮熱塗装で屋根の温度を下げたい。」
工場設備を管理される方やビル管理会社の担当者から、このような相談をいただくことがあります。
省エネや空調負荷の軽減を目的に遮熱工事を検討される機会は多い一方で、その足場をせっかく組んでいるのに、屋上の劣化状態そのものは見落とされがちです。
特に商業施設や工場のように、屋上に設備が集中している建物ほど、この見落としが後の負担につながりやすくなります。
今回は、遮熱工事のタイミングを活かして建物腐食の有無まで診断する、という視点をご紹介します。
遮熱工事は屋上に近づく数少ない機会
屋上や屋根は日常的に目にする場所ではなく、点検のためだけに足場や高所作業車を用意するのは負担が大きいものです。
遮熱工事はその点、屋上に人が入り、時間をかけて作業する数少ない機会にあたります。
この機会を塗装だけで終わらせてしまうのは、実はもったいないことです。
- 省エネ目的の遮熱工事だけで終わらせてしまう
- 足場代を点検に転用する発想がまだ知られていない
- 屋上は普段の巡回では確認しにくい
こうした理由から、遮熱工事と建物診断が別々に発注されるケースは今も少なくありません。
工事を依頼する側も、施工会社側も、屋上に足場を組む機会をそれぞれ単発の目的だけで使ってしまう傾向があります。
見落とされがちな屋上の腐食
屋上の防水層の下や設備の周辺では、目立たないまま腐食が進行しているケースがあります。
防水層の下で進む下地の劣化、配管や設備の基礎部分のサビ、排水口周辺の詰まりや腐食などは、遮熱塗装の見た目の仕上がりだけでは判断できません。
施工前に劣化状況を確認しておかないと、後になって別途足場を組み直して補修することになり、余計な費用や手間が発生してしまいます。
足場を活かした建物腐食チェック
遮熱工事で組んだ足場や高所作業車を利用して、屋上の防水層や設備の腐食有無を同時に診断する。
この提案により、点検のための追加コストを抑えながら、建物の状態を正確に把握できます。
実際に当社がご相談いただいたある工場様では、遮熱工事の事前診断で設備基礎部分の腐食が見つかり、遮熱塗装と合わせて補修まで一度に完了させることができました。
個別に発注していれば、二度目の足場代だけで数十万円の差が出ていた可能性があります。
放置した場合のリスク
屋上の腐食を放置すれば、防水層の破損や雨漏り、最悪の場合は部材の落下につながることもあります。管理責任を問われる事態になれば、対応コストは点検費用を大きく上回ります。
省エネ目的の投資が、結果的に建物全体の安全対策にもつながるという発想が大切です。
水蔵の遮熱・腐食診断と一貫対応
水蔵は愛知県名古屋市千種区を拠点に、創業から20年以上、名古屋市を中心とした東海三県エリアで工場やビル、商業施設のメンテナンスに携わってきました。
一級の資格を持つ職人が遮熱工事と建物診断を同時に行い、防水から外壁・内装・設備工事まで自社で一貫対応しているため、診断から補修までを同じ窓口でお任せいただけます。
工事の機会を点検の機会としても活用する。この視点が、コストを抑えながら建物を長く安全に使い続けるための一歩になります。
株式会社水蔵
住所:愛知県名古屋市千種区京命1丁目9−5
NEW
-
2026.09.10
-
2026.09.07【赤外線で"見えない劣...屋上や外壁の劣化は、表面を見ただけでは正確に判...
-
2026.09.04【高所の断熱劣化、ど...「高所の断熱劣化は、どうやって調べればいいのか...
-
2026.08.31【空調費、去年より上...「去年より空調費が上がった気がするが、気のせい...
-
2026.08.27【台風シーズン、備え...「台風シーズンの前に、うちの建物は本当に大丈夫...
-
2026.08.24【「今さら」ではあり...「うちの建物はもう古いから、今さら塗り替えても...
-
2026.08.20【その雨漏れ、点検し...「雨漏れが起きてから、初めて点検の記録を確認し...
-
2026.08.17【工事のたびに営業を...「工事のためだけに、店舗や工場を一時的に閉めな...